台湾付近を震源とする地震の影響で、沖縄県には3日朝、津波警報が発表され、その後、解除されました。沖縄到着の直前に福岡に引き返した飛行機もあり、乗客からは戸惑いの声が聞かれました。

日本の気象庁によりますと、3日午前8時58分ごろ、台湾付近を震源とする地震が発生しました。地震の規模を示すマグニチュードは7.7で、宮古島・八重山地方と沖縄本島地方に一時、津波警報が発表されました。

地震の影響は、福岡でも。

■乗客
「もう待つのみ？」

■スタッフ
「そうですね、お待ちいただくか、今のうちに振り替えいただくか。」

沖縄県の那覇空港が一時、運用を停止したため、スカイマークと全日空の2便が福岡空港に引き返し、欠航になったほかピーチなど6便が欠航となりました。

搭乗カウンターには、振り替え便を求める人で行列ができていました。

■スタッフ
「3名様分の欠航証明を出しています。」

こちらの家族は旅行で長崎県佐世保市から沖縄に向かっていましたが、乗っていた便が福岡に引き返しました。その便が欠航となり、払い戻しをすることになりました。

■沖縄旅行に行く予定だった家族
「沖縄直前でUターンした。空からちょっと眺めただけ。来年行こうね。」

那覇空港は午前11時前に運用を再開し、遅れなどは徐々に解消されています。

一方、地震が発生した台湾に向かう旅行客からは、現地の様子を心配する声が聞かれました。

■大分から台湾に旅行
「現地の方が皆さん大変だろうなと。また余震があると大変かなと思うのですが、何事もなく帰って来られればいいなと思います。」

福岡から台湾へ出発する便には、現在まで大きな乱れは出ていません。