ウクライナの高校生が避難先のポーランドから福岡に“短期留学” クラスマッチも体験予定
ロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まってまもなく2年です。ポーランドに避難しているウクライナ出身の高校生が、日本語などを学ぶため29日、福岡県大牟田市の高校を訪れました。
■マリア・ステファノヴィッチさん(15)
「おはようございます。はじめまして、私はマリアです。15歳です。ウクライナから来ました。どうぞよろしくお願いします。」
29日、福岡県大牟田市の明光学園高校にやってきたのは、ウクライナ出身のポリーナ・ミスチェンコさん(17)、ヴィクトリア・イエフィメンコさん(15)、マリア・ステファノヴィッチさん(15)の3人です。
ロシアによるウクライナ侵攻の影響でふるさとを離れ、ポーランドで避難生活を送っています。
学園側がウクライナ支援のための募金活動をしたのがきっかけで、ウクライナの子どもたちを受け入れることになりました。
日本の漫画やアニメが大好きだという3人は、29日から約3週間、高校2年生のクラスで日本語などを学びます。
(Q.日本人の印象は?)
■ヴィクトリアさん(15)
「親しみやすい。」
■マリアさん(15)
「助けが必要な時に助けてくれる。」
■ポリーナさん(17)
「とても親切で礼儀正しい。」
■高校2年・吉丸果菜子さん
「日本が好きということを聞けて本当にうれしいし、茶道部なのでたくさん日本の文化を教えたりとか、(お茶を)飲んでたくさん会話をしたいです。」
■明光学園中学・高校 諸田浩美 校長
「ポーランドで2年も故郷を離れて暮らしていて、この田舎で少しスローな生活というか、ちょっとでも心の平穏が持てたらと思います。」
3人は日本語の授業だけはなく、クラスマッチや茶道なども体験する予定です。