遠隔操作で動く分身ロボットがカフェで接客 広島市中区
難病などで外出できない人が分身ロボットを遠隔操作して接客をするという新しいスタイルのカフェが20日から期間限定で始まります。19日、一足早く報道陣にお披露目されました。
■分身ロボット
「お客様、いかが致しましょうか」
テーブルで接客するのは遠隔操作で動く分身ロボットです。広島市中区のアンデルセンカフェで、20日から期間限定で分身ロボットが配膳などのサービスを行います。稼働するのはおよそ10台のロボットです。分身ロボットは、全国各地で難病や重度の障害のため外出が難しい人たちが自宅や入院先から遠隔で操っています。
記者も注文してみました。待つことおよそ5分。
■竹内嘉菜記者
「注文した商品が無事に届きました」
さらに、分身ロボットを通して操作をしている人と会話することができます。
■客
「トレーごと取っていいですか?」
■分身ロボット
「トレーは取ったらだめです。飲み物だけです」
ロボットを開発した企業は外出困難者の就労支援が人手不足や高齢化などの問題解決にもつながればといいます。
■株式会社オリィ研究所 吉藤オリィ 代表
「自分自身が体を動かすことができなくても働き続けることができるような考えを広げていければ」
「分身ロボットカフェDAWN」は20日から来月5日まで開催しています。
【2023年10月19日放送】