PASPYのサービスが3月29日で終了 バス会社や利用者の反応は? 広島
バスや路面電車などで利用するIC乗車券・パスピーの利用が、3月29日で終了します。バス会社や利用者の反応を取材しました。
広島市中区のバスセンターです。あさって(3/29)土曜日に終了するパスピーの払い戻しや、広島電鉄のIC乗車システム「モビリーデイズ」の登録で窓口は90分待ちの状況。利用者からは戸惑いの声です。
■利用者
「全然わからない、モビリーデイズが。ICOCAを使っているのでそれひとつで」
■利用者
「説明を見るだけでも大変だなと思ったので、現金にしようと思っている」
事業者も対応に追われます。
■宮脇靖知キャスターリポート
「赤い色でおなじみの広島バスの車両ですが、入口には広島電鉄が主に運用するモビリーデイズの読み取り機が設置されています。」
広島バスはJRで使える「イコカ」を導入しますが、広電バスと同じ区間を走る路線を中心に「モビリーデイズ」の利用も可能となります。
■広島バス 運輸部 平岡祐介 次長
「各々の車載機が使える車両に関しては、入口にロゴの入ったステッカーを貼って乗る直前にわかるようにする。どちらも使えるように準備してバス会社としては利用者の利便性に応える体制を整えたい」
(スタジオ)
あさってパスピーの利用が終了したあと何を使えばいいか。大きく分けてモビリーデイズとイコカの2つのグループに分かれます。
支払いに違いがあります。これまで全ての交通機関で「イコカ」を使うことが出来ましたが、割引はありませんでした。今回「イコカ」を導入する広島バスなどはパスピーと同様割引を適用し、「モビリーデイズ」に関しても読み取り機が搭載されている車両に関しては割引されます。
一方、モビリーデイズを導入する広島電鉄などは、割引は「モビリーデイズ」のみです。大事な点としては「モビリーデイズ」を使うか「イコカ」を使うかではなく、自分がよく利用する交通機関がどちらのサービスを導入しているのか。それぞれが自分の行動スタイルに合わせて選ぶ必要がありそうです。
(2025年3月27日放送)