尾道市発注の道路工事で贈収賄か 尾道市職員の男ら2人を再逮捕
尾道市が発注する道路工事の入札情報を漏らした見返りに、現金を受け取ったなどとして尾道市職員の男ら2人が再逮捕されました。
警察は5日、「加重収賄」の疑いで尾道市土木課の専門員の男(51)を、「贈賄」の疑いで尾道市の建設会社・社員の男(58)をそれぞれ再逮捕しました。
警察によると、尾道市職員の男は去年3月と6月の尾道市が発注する道路工事を巡り、最低制限価格を算定するために必要な書類を建設会社・社員の男に渡し、工事を落札させました。
さらにその見返りに、建設会社・社員の男から2度に渡り、それぞれ現金3万円を受け取った疑いです。
現金はいずれもこの会社が工事を落札した後に、尾道市内の同じ場所で受け渡されていたということです。
建設会社・社員の男は、当時この会社の社長を務めていて、これらの工事は最低制限価格を2000円~5000円上回る額で落札されていました。
警察は、捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。
2人は工事の入札情報を漏らしたなどとして、5日付けで広島地検に起訴されていました。