17日の土曜日、広島市中心部で1日限りの子ども向け夏休みイベントが開かれました。企画から運営まで、大役を果たしたのは高校生たちです。

手作り感たっぷりのジェットコースター。
裏側に人影が見えるもぐらたたきゲーム。
そして「的あて」に使うのは、割りばしで作ったゴム鉄砲。
これらは、高校生たちが手掛けました。

17日の土曜日、広島市の中央公園に1日限りの遊園地が出現。子どもたちの笑顔がはじけました。

■高校生
「速さが三段階あるんだけど」

このイベントの企画や運営に大活躍したのが高校生たちです。
最大の特徴は、高校生と地元企業がタッグを組んだこと。
高校生がアイデアを出し、企業は、自分たちが持つ知識や経験、物資を生かしてその実現を後押しします。
こちらのチームは公園内のホールへ下見に向かいました。

「ここの上の電気はつけていただけるんですか？」「つけれる範囲がどこまでかは要相談です」

安田女子高校の生徒たちは、室内で楽しめるイベントを計画していました。

■安田女子高校 安田明輝さん
「理想と現実の幅があって難しいな」

迎えたイベント当日。ホールに現れたのは縁日のゲームコーナーです。魚を釣りあげたり、時間内にボールを集めたり…。

「あった！」「おわり～」

■安田女子高校 安田明輝さん
「何点取れた、見つけた、釣れた、（子どもたちが）喜んでいる様子を見ると頑張ってよかったなと思います」

こちらはビーズなどで万華鏡を作るコーナー。入れ物は使い終わったガス管。タッグを組む企業から提供されました。

「全然違うわ」「量で違うわ」

高校生たちと企業のコラボで街中に生まれた夢の空間。子どもたちにとっても、生徒たちにとっても忘れられない夏の思い出となりました。

（2024年8月19日放送）