広島土砂災害から10年 被災地で災害を想定した救助訓練 広島
77人の犠牲者を出した広島土砂災害から20日で10年です。広島市安佐北区の被災地で、災害を想定した救助訓練が行われました。
10年前の広島土砂災害では77人が亡くなり、安佐北区では救助活動にあたっていた安佐北消防署の隊員1人が土砂に巻き込まれ死亡しました。
訓練は土砂災害でケガをした人を救出するという想定で行われ、安佐北消防署の隊員13人が参加。砂防ダムの近くで助けを求める人を担架に乗せて運び出す手順を確認しました。
「退避 退避」♪ピ~~~~~~イ♪
また、2次災害を防ぐため高台に隊員を配置。上流から小石が落ちるなど、土石流が発生する兆候を見つけると退避するよう呼びかけていました。
■安佐北消防署 山本 勇一 警防副司令官
「安全管理を徹底したい迅速な活動 的確な判断ができるように現場を通じて訓練をしたい」
災害から10年となる20日は、消防と警察が合同で訓練を行う予定です。
【2024年8月19日 放送】