「魔の7歳」子どもの事故をどう防ぐか
新学期の今の時期、小学校に入学したばかりの子どもの交通事故に注意が必要です。
”魔の7歳”とも呼ばれるほど小学校1年に事故が急増します。
事故を防ぐため、子どもたち、またドライバーにはどんな注意が必要なのか取材しました。
■警察官
「お空に届くくらい手を挙げて右左を見て渡りましょう 」
広島市安佐北区の亀崎小学校では入学したばかりの1年生14人が参加し、交通安全教室が行われました。警察の指導のもと、横断歩道は急がず周囲を確認したあとに渡ることや、運転手に気づいてもらえるよう手を高く挙げることなどを確認しました。
また、用意されたトラックの運転席にも座り、ドライバーからは”死角”となる場所が多いことやトラックには近づかないよう指導を受けました。
■児童
「トラックはあんまり見えないと か、ちゃんと手をあげないとい けないと思った。」
歩行中の死傷者の数です。12歳以下では小学校入学を迎えたばかりの7歳が最も多くなっています。行動範囲も広がるこの年齢で増えており「魔の7歳」と言われます。
■安佐北警察署 大倉典靖 交通課長
「車や自転車がいきかう場所での経験少ない世代どのように周囲を確認して安全を確認するかを教えてもらえれば。」
実際にドライバーからはどう見えるのか。車の周りに子供たちがいることを想定しコーンやポールを並べてみると。
■宮脇リポート
「全く何も見えないですね普通に座っている状態だと。」
■JAF 広島支部 事業課
伊藤 穣爾 さん「1メートルのポールから縁石を 想定した短めのパイロンが並べられているが、思った以上に見えないことにびっくりしたと思います。」
注意深く周囲を確認することで、運転席からの視野を広げることができます。
■JAF 広島支部 事業課 伊藤 穣爾 さん
「小学1年生の子は車に気づいて いない可能性もあるので小さな子供の前を通るときは車間距離を空けてスピードを落として最終的に自分の目、顔を動かして確認した上で運転していただきたい。」
【2024年4月17日】