国道2号「西広島バイパス」延伸事業 完成は着工から7~8年の見通し
広島市の国道2号「西広島バイパス」の延伸事業が具体的に動き始めました。住民説明会で国や広島市は、着工から完成まで7~8年かかる見通しを明らかにしました。
■久保田記者リポート
「長年止まっていた西広島バイパスの延伸工事が、ようやく動き始めました」
西広島バイパスは広島市と廿日市市の全長19・4キロを結ぶ計画です。しかし、広島市の財政難により、西区から中区までの2・3キロが2003年に中断。3年前に事業を再開し、設計が進んでいます。
広島国道事務所と広島市は、設計のメドがたったとして2日夜、住民説明会を開きました。高架が延伸されることにより、渋滞の緩和や、交通事故の減少が期待されることなどを説明。一方、参加した中区舟入地区の住民からは、工事中の騒音などを心配する声があがりました。
■広島国道事務所 岸本達彦 調査設計課長
「きょういただいた意見、設計に取り入れられるものは引き続き設計を進めて行って、反映していきたい」
説明会は、沿線の5つの地区で今月7日まで開かれ、来年1月からは、周辺の家屋調査が始まります。
延伸工事は、2024年度に着工し、完成まで、7年から8年かかる見通しです。
《2023年10月3日》