備蓄米倉庫 広島にも ネズミも寄せつけない徹底管理
コメの価格高騰を受け、放出が発表された政府の備蓄米は、広島県内にも保管されています。徹底した管理でその時をまつ倉庫を緊急取材しました。
■大塚謙一記者
「見渡す限り米袋が並んでいます。すごい量です」
うずたかく積まれた米袋…。農水省の委託を受け県内の会社が保管している「備蓄米」です。高さ12メートルの巨大倉庫1棟に約1800トン。茶碗では1200万杯分になります。倉庫の入り口には…「ネズミ返し」。米が大好物のネズミの侵入も防ぐ徹底した管理です。
■江藤農水大臣
「販売数量は21万トンとします。これは流通が滞っている、スタックしている状況を何としてでも改善したい」
価格高騰を受けて政府は2月14日、21万トンの備蓄米の放出を発表しました。去年収穫したものを中心に3月末から店頭に並ぶ見通しです。さらに19日には、1月のコメの取引価格が発表されました。全銘柄の平均で玄米60キロあたり2万5927円。5か月連続で過去最高を更新しました。
備蓄米の放出は家計の助けになるのか…。管理会社はこの備蓄米が放出の対象になるかは未定としていますが、「価格の安定に協力できればうれしい」と話しています。
【2025年2月19日放送】