六価クロムの水槽に転落した猫はいまだ行方分からず。 広島・福山市
福山市でおととい、有害物質・六価クロムの水槽に転落した猫はいまだ行方が分かっていません。猫に触ると皮膚がただれるなどの症状がでる可能性もあり福山市では注意を呼びかけています。
「いないですか?」 「いないねぇ…」
きょう、福山市で早朝から始まった大捜索。探しているのは…
防犯カメラに映ったこちらの一匹の猫です。飼い猫なのか?はたまた野良猫なのか?福山市は「不明」としながらも必死になって捜索するそのワケは…
■地域住民
「有害物質があるとは…初めて聞いたのでびっくり」
そう、猫は防犯カメラが姿を捉える前、有害物質・六価クロムの水槽に転落したとみられています。
この六価クロムは金属加工会社が工業用製品をメッキ加工する際に使用しており、液体の状態で触れると皮膚が炎症を起こし、目に入ると失明する危険性があります。またネコに触れた場合でも皮膚がただれる可能性があるといいます。
「早く見つかってほしいです今は学校行っているので大丈夫なんだけど、怖いなと」「(学校から)むやみにかわいいネコがいてもだっこしないようにいわれていた」
ヨーロッパの一部では使用が禁止されている六価クロム…福山市は、付近の小学校などに対し、異常のあるネコを見つけた場合、児童が触らないよう呼びかけています。
【2024年3月12日 放送】