本格的な夏に向けて 広島でも広がるクーリングシェルター
来週にも梅雨明けが見込まれる中国地方。本格的な夏に向けて用意されたのが…。
■小田成実リポート
「このショッピングモールでは、暑い夏にエアコンの効いた涼しい店内で過ごせるように、ソファなどを開放しています」
その名も「クーリングシェルター」。
熱中症の危険度が高まり「特別警戒アラート」が発令されたときに、暑さをしのぐ場所として誰でも利用できます。
■女性客
「子どもが疲れたとか言うから、座れるところがあったら助かるなぁと思います。飲食店にわざわざ入ってとは思わないので」
この商業施設では、空席がある場合に限り、フードコートの席も休憩スペースとして自由に利用してほしいとしています。
府中町は18日、この施設と協定を結び、暑さ対策に取り組むとしました。
■府中町環境課 相原一夫 課長
「まず何よりも町民の皆さまがよくご存知である場所、利用しやすい場所というふうに考えまして、今回施設を指定しております」
一方、北広島町では町の図書館をクーリングシェルターに指定しています。ここでは「熱中症特別警戒アラート」が発令されると、無料でドリンクが配られます。
■北広島町役場 危機管理課 芳田英俊 主任
「こういったものをお渡しして声かけるすることも重要だと思いますし、熱中症で体調を悪くされる方が少しでも減っていただくことが重要だと思っています」
現在、県内では620の施設が「クーリングシェルター」に指定されています。県は今後も数を増やしていきたいとしています。
(2024年7月18日放送)