運転席もハンドルもない! 次世代モビリティの交通実験【広島・呉市】
高齢者の移動支援や運転手不足の解消につなげようと「次世代モビリティ」の交通実験が広島県呉市で行われました。
■女性2人組
「やっぱり誰も運転しよらんわこの車。」
呉市の中心部を走っていたのは、自動運転のEVバス。これは呉市が実施している交通社会実験です。
バスには運転席やハンドルはありません。オペレーターがコントローラーを操作して、止まっている車を避けます。呉駅周辺では、新たな交通ターミナルを建設する計画が進められています。新ターミナルの2階デッキには次世代モビリティの乗り入れも検討されています。
実験の狙いは導入に向けた課題の把握です。6日間に渡って実施し、体験した人の声を集めています。女性2人は、見かけた車両に興味を持ち参加しました。商店街に入ると・・・。
■女性2人組
「全然ちがいますよね。歩くときの感じと今の感じは」
「全然目線がちがう」
実験には約250人が参加。週末は予約が埋まるほどの人気だったといいます。
■参加市民
「人が、運転手がいないっていうのが不思議な感じで」
「すごく近未来な感じがしてこれからはこれがスタンダードになるんだろうなって思いました」
■呉市 都市部呉駅周辺事業推進室 林通宏さん
「市民の皆さんの大きな期待を頂いていますのでこうした取り組みをまず
事故なく継続していくことを目指しています」
呉市は「今後も実験を繰り返しながら環境整備を進めていきたい」としています。
【2024年11月13日 放送】