腹話術で交通安全を伝えて40年余 定年退職を前にした警察官が後継者とともに「最後の腹話術」 広島・三原市
40年余りにわたり「腹話術」で交通安全の大切さを伝えてきた警察官が、60歳での退職を前に、後継ぎとなる警察官と共に腹話術を披露しました。
■三原警察署 河村倫子 巡査部長
「みなさんこんにちは」
三原警察署の河村倫子巡査部長は、長年「腹話術」で子どもたちに交通安全を指導してきました。
きょう(14日)は、三原市内の保育所で園児約80人に横断歩道の渡り方などの交通ルールを伝えました。河村さんは3月で退職するため、きょうが最後の舞台。後輩の警察官と共に、腹話術を披露しました。
■保育園児たち
「けんちゃん」
「は~い」
河村さんと園児の前に立ったのは、腹話術を始めたばかりの山形真弓巡査長。練習の成果を披露するのは、きょうが初めてです。
■三原警察署 山形真弓 巡査長
「けんちゃん、しんちゃん言えるかな」
「道路では絶対遊ばない」
■三原警察署 山形真弓 巡査長
「やっぱり緊張した。しっかり私が引き継いで啓発していきたい」
■三原警察署 河村倫子 巡査部長
「自分たちが自分で考えてこれからまた交通安全教育をしていってほしい」
あとを継ぐのは、山形巡査長ともう1人の巡査長で、今後保育所や老人ホームなどで腹話術を通じて交通安全を伝えていきます。
(2024年3月14日放送)