広島発祥のスポーツ「エスキーテニス」 普及拡大へ高校生が体験会開催
戦後まもなく広島で生まれたスポーツ「エスキーテニス」を広めようと取り組む高校生がいます。広島市内の小学校で体験会が開かれ小学生も夢中になったようです。
広島市佐伯区の彩が丘小学校です。3年生と4年生が挑戦していたスポーツ…。卓球のようなラケットでバドミントンのシャトルのようなボールを打ち合うその名も「エスキーテニス」です。
教えるのは広島修道大学ひろしま協創高校の2年生です。
■ひろしま協創高校2年 小川隆太郎さん
「エスキーテニスを広めるのが一番の目的で、自分の母校の彩が丘小学校ならできるんじゃないかなと考えた結果、今回のエスキーテニスの講習会に結び付きました」
「エスキーテニス」は原爆投下直後の広島で誕生しました。
わずかなスペースと簡単につくれる道具で気軽に楽しめるスポーツとして、戦後まもない学校や職場で親しまれました。ひろしま協創高校は「昔遊び」についての授業でエスキーテニスの歴史を学びました。そしてより多くの人に知ってほしいと体験会を企画…。初めてラケットを触った小学生たちは羽つきのボールを打つ難しさにすぐに夢中になっていました。
■体験した小学生
「めっちゃたのしかったです。最初はあんまりつながってなかったけど、あとからつながるようになった」
「優しく打ったら上手にできました。お姉さんたちはとても上手だったのですごかった」
■ひろしま協創高校2年 小川隆太郎さん
「できない子にはできるまでチャレンジしてもらいたいし、できないからといって後ろに行くのではなく、みんなで楽しくエスキーテニスをやってもらうことに気を付けてやれた」
ひろしま協創高校は今後、県外の小学校などにもエスキーテニスを広めていきたいとしています。
【2025年2月17日放送】