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持たせて安心…?『子どものスマホ』 犯罪に巻き込まれることも… 親子で決めるルールについて徹底プレゼン【アナたにプレゼン・テレビ派】

2024年4月6日 7:00
持たせて安心…?『子どものスマホ』 犯罪に巻き込まれることも… 親子で決めるルールについて徹底プレゼン【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。馬場のぶえアナウンサーのテーマは「子育て」や「福祉」。今回は「子どものスマホ事情」についてプレゼンします。

新年度がスタートし、このタイミングで、子どものスマホデビューを考える親が多いのではないでしょうか?現在、スマホ・キッズケータイの所有率は、小学6年生で6割を超えています。中学生1年生では7割を超え、中学3年生では8割に達しています。

広島の親子に「いつからスマホを持っているのか」を聞きました。

■子どもが小学校6年生の時からスマホを持たせている、高校生の親は…
「みんながスマホとか見てて、自分だけないみたいな状況があったりとか。」

■子どもが高校生になることから持たせることにした親は…
「中学生の時までは持たせなかったんですけど、やはり周りのお友達ととかがみんな持ってて。」

■子どもが小学校6年生の親は…
「3年生ぐらいかな。習い事ですね。夜のお迎えとか行くことがあったから。(SNSは)周りがやり出すと思うんですよね。もうやってる子もたくさんいるから。」

先日、心配なニュースがありました。警視庁によると、2023年の1年間でSNSの利用をきっかけに、犯罪被害にあった18歳未満の子どもが1665人おり、その内小学生が139人で、10年前と比べて5倍近くになっています。被害としては、わいせつな画像を送らされたり、わいせつな行為をされたりといった性被害が多くなっています。また、子どもが犯罪に巻き込まれると思わずに、自ら投稿した趣味や日常生活などに接触されてしまうということが目立っているそうです。

子どもをトラブルから守るために必要なことを、NTTドコモ中国支社の大塚蒼生さんと池田眞琴さんに聞きました。大切なのは「家庭でのルール作り」と「フィルタリングサービス」と言います。このルール作りについて、街で話を聞くと「リビング以外では使わない。ゲームは1時間ぐらい。」「設定で2時間以上は使えないようにしている。夜11時から朝7時までは使えない。」「友達とオンラインゲームばかりして、勉強しないことが多くなると、携帯を没収する。」など、各家庭で色々なルールを設けているようです。

そこで、「なぜルールを作っているのか」という教育が大切になります。では、どういったルールがあるのでしょうか。例えば、平日と休日にスマホを触れる時間や、SNSの利用はYoutubeとLINEに絞る、アプリのインストールは保護者に確認してから行うという使い方があるようです。そして、ルールを破った時の対応についても、親子で話し合ってほしいということでした。さらに、話し合うだけではなく、いつでも親子で確認ができるように、文章にすることも良いそうです。スマホを与える前に、「ルールを決めて守る」という約束をした後に購入するのが、1番効果的ではということでした。

そして、もう1つ大切になってくるのが、子どもに有害な情報を閲覧できないようにするもの「フィルタリングサービス」です。18歳未満のスマホ契約使用の時は、フィルタリングサービスの導入が法律で義務付けられています。コミュニティサイトを利用して、犯罪被害に遭った子どものうち、フィルタリングサービスを利用していなかったケースが94.8%に上ります。

また、保護者のスマホには、フィルタリングがかかっていないため、有害なサイトにアクセスできてしまうことから、保護者のスマホを子供に貸さないことも大事です。さらに、キャリア決済やクレジット情報が登録されている場合は、ゲーム課金などで高額請求につながります。スマホに保存している写真を、子どもがSNSなどに投稿して、情報漏洩につがってしまうこともあるそうです。親が昔使っていたスマホをお下がりで持たせているケースもありますが、その場合も同じように注意が必要です。街では、防犯と安心のために、親が子どもの居場所を知る手段として、気軽にLINEなどで連絡が取れるので、持たせていて便利だという声も多く聞かれました。メリットも大変多いスマホなだけに、子どもが安全に使用できるように導いていきたいですね。

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