9日夜が大雪のピーク 広島県内も積雪や路面凍結に注意
県内ではすでに約90センチの積雪を記録している地域もあり、10日夕方にかけて大雪に注意が必要です。
早朝から強風が吹き付け、大雪に見舞われた北広島町大朝。7日の夜から断続的に降った雪により、平年の3倍を超える37センチの積雪を記録。住民は雪かきに追われていました。
■北広島町の住民
「今年一番ですかね。(雪かきは)しんどいです、年齢とともに」
このほか、北広島町八幡は91センチ。庄原市高野では37センチの雪が積もっています。
北広島町にある小学校では、車が出入りできるように職員が協力して除雪作業をしていました。
■小学校の職員
「給食車がそこから入ってくるのに雪があると難しいので、給食の時間までには大体1時間ぐらいみんなで雪かきをしています」
雪は広島市内でも…。
サンフレッチェ広島は雪が舞う中、新シーズンに向け初練習を行いました。2024シーズンで現役を引退した青山敏弘コーチの初仕事は、なんと雪かきです。
広島市の最高気温は5.1℃。平年を大幅に下回りました。
■近くの住民
「めっちゃ寒いです。首から入ってくるので寒さが。このネックウォーマーをずっと着けています」
■通勤する男性
「このシーズンになったら結構(道路が)凍結するので、バスとか車とかが心配ですよね」
10日の朝は南部でも氷点下となる見込みで、心配されるのが路面の凍結です。広島市では、気温が0度以下になると自動で凍結防止剤を散布する装置を設置しています。
そして、水道管の凍結にも注意が必要です。
■広島市水道局 古中駿也さん
「気温がマイナス4度以下になると水道管が凍結してしまうといわれています。ただ、マイナス3度以上でも風当たりが強いところであれば凍結してしまう恐れはあります」
凍結を防ぐための事前の備えは…。
■広島市水道局 古中駿也さん
「ご家庭で外でむき出しになっている蛇口がありましたら、まず乾いたタオルを(蛇口に)巻いていただいて」
さらに、ビニール袋や段ボールをかぶせて水道管を冷気から守ると効果があるといいます。また、水道メーターには砕いた発泡スチロールや新聞紙を袋に入れたものを詰めると有効です。
気象台は9日から10日未明までが寒波のピークとみていますが、10日の夕方にかけて県北の山地を中心に大雪への注意を呼びかけています。
【スタジオ】
県内では南部でも今夜からまとまった雪が降る予想となっています。広島市内から中継です。久保田さん!
【中継】
■久保田栄作記者リポート
「私は今、広島市安佐南区の西風新都にいます。午後5時半ごろから雪が降り始め、徐々に強まっています。体感的にはとても寒く、指先や足先がかじかんで思うように動かないような状況です。しかし、普段このあたりからバスで通学している高校生に先程話を聞いたのですが、明日の朝、交通機関の乱れが予想されるので早めに家を出るよう先生から言われたということで、通常より30分早めのバスに乗る予定だと言っていました。明日の朝、路面の凍結などに注意が必要です。以上、広島市安佐南区の西風新都からお伝えしました。」
(2025年1月9日放送)