8月29日は県北部に線状降水帯が発生し、1時間に100ミリを超える雨が降ったとみられる地域もありました。

台風10号は31日未明から夜遅くにかけて徳島県に接近する見込みです。

徳島地方気象台によりますと29日午後6時半ごろ、徳島県北部に線状降水帯が発生しました。

上板町付近では、レーダーによる解析で午後6時30分までの1時間に約110ミリ、また、鳴門市付近では午後6時50分までの1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。

このため気象庁は、記録的短時間大雨情報を発表しました。（

また、園瀬川が「氾濫危険水位」に達したとして、徳島市上八万町の一部地域に一時、避難指示が出されました。

現在は佐那河内村の全域、那賀町、美波町、阿波市などの一部地域に避難指示が出ています。

警察によりますと、29日午後5時20分ごろ、上板町神宅の木造2階建ての民家で天井部分などが落下しこの家に住む80代の男性が下敷きになり、搬送先の病院で死亡が確認されました。

台風10号は31日未明から夜遅くにかけて徳島県に接近する見込みで、31日午前中にかけて線状降水帯が発生するおそれがあります。

また、台風の動きが遅いため、長い時間にわたって雨が降り続き総雨量が多くなる見込みです。

土砂災害に厳重に警戒してください。

交通機関は空の便、海の便、鉄道など大きく影響が出ています。ご注意ください。