事実上、次の首相を決める自民党の総裁選が9月27日行われ、決選投票の末、石破茂氏が高市早苗氏を破り、自民党の新しい総裁に選出されました。

岸田首相の任期満了に伴う自民党の総裁選には、過去最多となる9人が立候補しました。

国会議員と全国の党員党友による1回目の投票では、1位 高市早苗氏 181票、2位 石破茂氏 154票、3位 小泉進次郎氏 136票などとなり、いずれの候補も過半数に達しませんでした。

このため、1位 高市氏と2位 石破氏の間で決選投票が行われ、結果、石破茂氏 215票、高市早苗氏 194票で、石破氏が自民党の新しい総裁に選出されました。

石破氏は鳥取1区選出の67歳、これまでに防衛大臣や農林水産大臣、自民党幹事長などを歴任しています。

（新総裁に選出された石破氏）
「国民を信じ、勇気と真心をもって真実を語り、この日本国をもう一度皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするために石破茂、全身全霊を尽くして参ります」

石破氏は2008年、12年、18年、2020年に続いて今回が5度目の総裁選挑戦でした。

徳島県内の党員・党友票については、9月27日午前、自民党県連で開票が行われました。

結果、石破茂氏 1682票、高市早苗氏 1464票、上川陽子氏 939票、小泉進次郎氏 834票などでした。

投票率は67.15％で、前回の2021年の総裁選を約5ポイント下回りました。