名古屋高速・空港バス 2人死亡の炎上事故 原因はバス運転手の睡眠時無呼吸症候群か 国交省が発表
県営名古屋空港へ向かっていたバスが、高速道路で横転・炎上した事故。3年の時を経て、その原因が発表されました。
3年前、走行する車の中から撮影されたこちらの映像。炎に包まれていたのは、横転した大型バス。爆発するかのように炎が噴き出します。
この事故は、2022年8月、名古屋高速で、大型バスが分離帯に衝突して横転・炎上し、バスの男性運転手と、乗客の男性が死亡し、7人がけがをしたものです。
国交省は、21日、事故の調査報告書を公表し、運転手の「睡眠時無呼吸症候群」が、事故の原因になったとみられると発表しました。
男性運転手は、事故の前、意識レベルが低下したにもかかわらず、運転を続けたとみられています。
バスの運行会社については、運転手の病気を見逃し、検査や治療を受けさせるといった対応をしなかったなどと指摘。
会社は、「報告書の内容を真摯に受け止め、 今後このようなことがないよう努めていきたい」などとコメントしています。