“走行中に外れたタイヤ”が直撃か 歩行者が重体 ナットはゆるみなし 岐阜市の県道
「歩行者の女性が倒れたまま動かない」。岐阜市で起きた事故。原因は近くを走る車から外れたタイヤだったとみられています。
岐阜北警察署で公開された1台の軽トラック。
よくみると、左後ろのタイヤが外れています。
この外れたタイヤが原因とみられる事故が、18日夜、岐阜市で起きました。
現場となったこの県道で、女性が倒れていたワケがー。
記者:「女性は、私が向かっている方向に歩いていたところ、前方から来た車のタイヤが外れ、それにぶつかったとみられています」
警察によりますと、トラックが県道を走行していると、突然、後ろのタイヤが外れたといいます。
男性運転手はタイヤが外れたことに気づき、車を止めてタイヤを探しにいくと、50メートルほど後ろの歩道でタイヤが見つかり、女性が倒れていたのです。
女性は病院に搬送されましたが、意識不明の重体。一緒にいた別の女性も軽傷です。
すれ違った車のタイヤがぶつかってきたとみられる、まさかの事故。
なぜタイヤは外れてしまったのでしょうか…。
記者:「タイヤを車に固定する、ナットは外れていません」
ナットが緩んでいないのに外れたタイヤ。その答えはタイヤの裏側にありました。
裏側の中央にあるこの青い部分。実はタイヤの一部ではなく、車本体についているはずの部品。
固定されていたはずが何らかの原因でゆるみ、タイヤごと外れてしまったとみられています。
JAFによりますと、車検では必ず点検するというこの部品。
警察は、軽トラックから部品が外れた原因などについて調べています。