偽物のロレックスを高知県や徳島県などの買取店で売却し、現金をだまし取った疑いで詐欺グループ15人が11月13日に逮捕された事件で、新たに16歳の少年と27歳の大学生が逮捕されました。

2人は詐欺グループの上位者とみられ、少年が犯行を持ちかけ、大学生は偽物の供給役とみられています。

逮捕されたのは、住居不定・無職の16歳の少年と、神奈川県横浜市の大学生の27歳の男です。

警察によりますと、2人はこれまでに逮捕された詐欺グループ15人と共謀し、偽造されたロレックスを高知市の買取店で250万円、広島市の店で430万円でそれぞれ売却し、現金をだまし取った疑いがもたれています。

詐欺グループはSNSを利用して実行役を募集し、特殊詐欺などを広域的に行う匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」とみられ、2人はグループの上位者とみられています。

16歳の少年が犯行を持ちかけて売却を指示し、大学生の男が偽物のロレックスを供給していた人物とみられています。

これまでに、高知や徳島など中四国7県の21店舗で、あわせて3638万円の被害が確認されています。