子育て世代でがんを患った経験のある女性ら悩みを話し合う【徳島】
子育て世代でがんを患った経験のある女性がお茶を飲みながら悩みを話し合う会合が10日、藍住町で開かれました。
この会合は、子育て世代でがんを患っている、あるいはがんを克服した女性が悩みを話し合える場を作ろうと、徳島市の看護師、木村悠水さんらが中心となって今回、初めて開きました。
会合には去年7月に乳がんの診断を受け子育てをしながら闘病している藤野芙美子さんら6人が参加しました。
藤野さんは「自分がしんどすぎて(子どもに)怒る導火線が短くなってて『こっちもしんどいんやけどちょっとちゃんとしてよ』とめっちゃ怒ってた半年間をとても後悔してて」と話しました。
また47歳の女性参加者は「今まで通りには歩けないからもう杖とか装具だったりとかを持ちながらどっちかといえばそれの方がしんどかった。子どもの野球を見に行きたいというのがあったのでそれを見に行くためにはまずここまではできないといけないと言われてたのでそれに向けて励む」とコメント。
他にも40歳の女性参加者は「病気になった人じゃないと分からない思いを話せてみんな同じ思いだったり家族を想う思いだったり共感できたことがすごくよかったです」と述べました。
会を企画した看護師、木村 悠水さんは「SNS上で出会うことはできるけどリアルな場であうことの温かさだったり一人じゃないと家でもない病院でもない第三の居場所という所を癌とともに生きる女性にホッとする場所を提供したい」と話していました。
この会合はこれからも月一回のペースで開かれる予定です。