【今季一番の寒気】6日も影響続く 7日昼過ぎから山地を中心に再び大雪のおそれ
6日の朝も冷え込んだ熊本県内。天草市新和町では、雪の積もった坂道を登れず立ち往生する車も。最低気温は高森町で氷点下4.9℃、山鹿市鹿北町や益城町で氷点下4.2℃、熊本市で0.3℃など、ほとんどの地点で最も寒い時期を下回りました。
県内の小・中学校と特別支援学校では20校が休校となりました。また、人吉市と宮崎県都城市を結ぶ国道221号や阿蘇市と大津町を結ぶ県道、通称ミルクロードなどの一部が積雪や凍結の影響で通行止めに(午後3時半現在)。
早いところでは、3日の夜から断続的に雪が降っている県内。6日の定例記者会見で木村敬知事は。
■熊本県 木村敬知事
「車のスリップなどによる車の事故が複数発生しています」
5日、八代市から五木村にかけての県道上で15台が立ち往生しましたが、県職員などが水や食糧を配布し、全員退避したということです。
■熊本県 木村敬知事
「寒い時期に山間部を運転される場合には、チェーンなど準備の上、くれぐれも安全運転を心がけていただきたい」
影響はこんなところにも。人吉市の地方卸売市場では、雪の影響で物流が止まり、野菜がほとんど並びませんでした。収獲がすでに始まっている人吉市のタケノコの農家は。
■タケノコ農家 段村憲一さん
「雪が積もったら探しにくいですね」
雪の重みで倒れたり傾いたりしている竹もあり、6日はタケノコの収獲をあきらめたといいます。
九州北部地方ではこの後、再び強い寒気が流れ込み、7日昼過ぎから8日午前中にかけて、山地を中心に注意報級の大雪となるおそれがあります。7日夕方6時までの24時間に降る雪の量は、多いところで山地で10センチ、平地で2センチと予想されています。
気象台は、積雪や路面凍結による交通障害、農作物や農業施設の管理に十分注意するよう呼びかけています。