当時勤務していた会社に1千万円あまりの損害 背任の罪に問われた元高校講師の男に実刑判決
当時勤務していた会社で業務に必要のない工具を発注し、会社に1020万円あまりの損害を与えたとして、背任の罪に問われた元県立高校講師の男の裁判で、熊本地裁は7日、懲役1年10か月の実刑判決を言い渡しました。
判決を受けたのは天草市亀場町の元県立高校講師・大迫将被告(41)です。大迫被告は2020年3月から2021年10月にかけて、当時勤務していた電気機器の売買などを行う会社で業務に必要のない電設工具あわせて535個を発注し、会社に代金1020万円あまりの損害を与えた罪に問われています。
7日の判決で熊本地裁の中田幹人裁判官は、「弁償の意向を示しているものの、その見込みは乏しい」と述べ、懲役1年10か月の実刑判決を言い渡しました(求刑:懲役3年)。
熊本県教育委員会によりますと、大迫被告は3月3日付で退職しています。