【動画あり】「2年間に予兆あり対策したが…」熊本城跡の斜面が崩れ車のガラス割れる
斜面が崩れた瞬間の映像
今月24日、大雨の影響で熊本城跡の斜面の一部が崩れ、駐車していた車のガラスが割れるなどの被害がありました。けが人はいませんでした。この場所では、土砂が流出する予兆があり、土のうを置くなどの対策を取っていたということです。
熊本城管理事務所によりますと、今月24日午前10時半頃、熊本市中央区の国指定特別史跡・熊本城跡千葉城地区の斜面が、高さ・幅ともに5メートルにわたって崩れました。
熊本城管理事務所によりますと、今月24日午前10時半頃、熊本市中央区の国指定特別史跡・熊本城跡千葉城地区の斜面が、高さ・幅ともに5メートルにわたって崩れました。
隣接する県立美術館分館の駐車場に停められていた来館者の車3台に、ガラスが割れるなどの被害が出ました。当時、県立美術館分間は開館していましたが、車には人は乗っておらず、けが人はいませんでした。
この場所では、2年前に土砂が流出する予兆があり、土のうを置くなどの対策をしていましたが、今回、土のうごと流れたということです。
熊本城管理事務所は、「安全性と文化財の保護を考慮しながら対策にあたっていたが、うまくいってなかった。文化庁と協議の上、再発防止策を考えたい」と話しています。