熊本県の木村敬副知事が1月8日付けで退任することを明らかにしました。9日にも県知事選挙への立候補を表明します。
関係者によりますと、木村副知事は県知事選挙への立候補の意向を固め、1月9日にも正式に表明します。

■熊本県・木村敬副知事
「次のステージに向けて手順を踏まなければならないので本日辞職を承認いただいた」

5日に会見を開き、1月8日付けで副知事を退任した後に、出向元の総務省を退職する手続きを取ると発表した木村副知事。
知事選については立候補へ意欲をにじませながらも、「国家公務員を辞職する9日以降に改めて思いを述べたい」と明言を避けました。

これに先立ち、3日には立候補を要請した自民党県連に所属する国会議員や県議、熊本市議などの会合に出席。この場では知事選への対応について明言しませんでしたが、すでに関係者に立候補の意向を伝えたということです。

木村副知事は東京都出身の49歳。蒲島知事の東京大学教授時代の教え子で、2012年から2016年まで総務省から県に出向し総務部長などを歴任。2020年10月に副知事に就任しました。

知事選をめぐっては元熊本市長の幸山政史さんが立候補を表明しています。
知事選は3月7日に告示、24日に投開票されます。