小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントで健康被害が相次いでいる問題。熊本県は1日、健康被害が疑われる体調不良者が県内で確認されたと発表しました。

小林製薬の紅麹を使ったサプリメントをめぐっては、腎臓の病気を発症するなどの健康被害が相次いでいてこれまでに摂取していた5人が亡くなっています。(3月31日時点)
熊本県は3月29日、大阪市からの依頼をうけてサプリメントの摂取歴がある県内在住の2人を調査。

その結果、いずれも健康被害が疑われることが分かりました。1人は入院していますが回復傾向にあり、2人とも命に別条はないとみられます。県は年齢や性別・症状を明らかにしておらず、因果関係は不明としています。

2人とは別に県には紅麹に関する相談が1件寄せられていて、今後調査などを進めることにしています。

熊本県は自主回収している製品が手元にある場合は食べず、健康被害だと考えられる症状があれば早めに医療機関を受診し保健所に相談するよう呼びかけています。