小林製薬の｢紅麹｣を使ったサプリメントで健康被害が相次いでいる問題で、熊本市は8日、新たに健康被害が疑われる1人を確認したと発表しました。県内で健康被害の疑いがある人は8人となりました。

熊本市によりますと、先週、保健所に｢小林製薬のサプリメントを摂取していて、血液検査で腎機能の低下が確認された｣という相談がありました。保健所が摂取期間などの聞き取り調査を行った結果、健康被害の疑いがあると判断しました。

今回健康被害の疑いがあるとされた人は、去年9月からサプリメントを摂取していて、3月29日、医療機関で行った血液検査で、腎機能の低下が確認されたということです。紅麹との因果関係は不明で、現在は自宅で経過をみているということです。これで県内で健康被害が疑われる人は8人(4月7日時点)となりました。

県と熊本市は、自主回収している製品が手元にある場合は食べないこと、健康被害と考えられる症状があれば、早めに医療機関を受診し、保健所に相談するよう呼びかけています。