【うそがバレた】飲酒運転で自転車に追突 発覚恐れ第三者装い通報し虚偽説明した疑いの女逮捕 その一部始終
過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱の疑いで逮捕されたのは、熊本市西区横手の自称会社員・中村汐里容疑者(25)です。
警察によりますと、中村容疑者は4日午前4時20分頃、熊本市中央区新町4丁目の県道でを酒を飲んで車を運転し、新聞配達員の男性が乗る自転車に追突。男性にけがをさせた上、飲酒運転の発覚を免れようと、うその説明をするなどした疑いがもたれています。男性は、頭を打つなどけがをしましたが、命に別条はないということです。
■近くに住む人
「ワンワン救急車などが来るから、何だろうと思って主人が出ると、紙がいっぱい散らばっていたから新聞屋さんじゃないかと思った」
中村容疑者は追突した後、第三者を装って119番通報し、駆けつけた警察官に「ここを通ったら自転車と人が倒れていたので、119番しました」と話した上で、近くの店で水を飲んだり、トイレに行ったりするなどしていました。
その後、警察が現場近くのコインパーキングで傷がついた中村容疑者の車を発見、事情を聴いたところ事故を起こしたことを認めたということです。また、呼気からは基準値の3倍近くのアルコールが検出されたということです。
調べに対し中村容疑者は、「飲酒運転で事故を起こしたのは間違いないが、うそをついたことは覚えていない」と一部否認しているということです。
【スタジオ】
今回逮捕された容疑は「過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱」でしたが、初めて聞くという人もいるかもしれません。実は、酒酔い運転や過失運転致傷よりも罰則が重くなっています。
酒酔い運転の場合、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金。
過失運転致傷の場合、7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金です。
一方、今回の過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱の場合は、12年以下の懲役と、酒酔い運転や過失運転致傷より重い罰則が科せられます。