熊本県内企業の景気判断が33年ぶりの高水準 日銀短観
日銀熊本支店は6月の短観・企業短期経済観測調査を発表し、県内企業の景気判断を示す指数が33年ぶりの高い水準になったと発表しました。
短観は3か月ごとに県内企業139社を対象に経営状況を調べるもので、景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた指数で判断します。
それによりますと、県内では、「景気が良い」と答えた企業が「悪い」と答えた企業を24ポイント上回りました。これは1991年8月期以来の高い水準です。
このうち製造業は、海外向け製品の価格競争力が向上した素材業などを中心に改善し、プラス15ポイント。
また豊富な受注に支えられた建設業をはじめとする非製造業もプラス37ポイントでした。
日銀熊本支店は今後について、「人手不足による受注の取りこぼしなどへの不安はあるものの回復基調は続くのではないか」としています。