真冬の寒さ続く富山県内 山間部中心に雪の降り方強まる
きょうの富山県内は強い寒気が流れ込み真冬の寒さとなりそうです。このあと山間部を中心に雪の降り方が強まりそうです。大雪や凍結による交通障害に注意が必要です。
日本付近は強い冬型の気圧配置になっています。
午前9時までの最低気温は、砺波市で今シーズン最も低い氷点下4度を観測したほか、上市町東種で氷点下5度、富山市八尾町で氷点下4.6度など、県内10の観測地点すべてで氷点下となりました。
道路の凍結などの影響で、きのうの午後4時からきょう午前8時半までに、県内では77件のスリップ事故が起き、4人がケガをしました。
あすにかけて山間部を中心に平野部でも大雪になる所がある見込みです。
予想より寒気が強まったり、同じ地域で雪が降り続いた場合は警報級の大雪となる可能性があります。
JR城端線はレールに小さなひびが見つかったため、運転を見合わせていましたが、補修作業が終わり、正午ごろに運転を再開しました。
高山線は正午以降に遅れや運休の可能性があります。
北陸新幹線やJR氷見線、あいの風とやま鉄道、富山地方鉄道の鉄道線や路面電車は平常運行しています。万葉線は雪の降り方によっては運行の本数を減らすとしています。
また、国道359号は小矢部市五郎丸と金沢市宮野町の間およそ10キロが、きのう午後10時から通行止めになっています。この区間は、能登半島地震の影響で片側交互通行になっていて、大雪による立ち往生を防ぐための予防的措置です。
空の便は現在、東京便、札幌便ともにすべて運航の予定です。
あす午前6時までの24時間の予想降雪量は多い所で、平野部が30センチ、山間部が70センチです。そのあと、あさって午前6時までの24時間は、平野部が30センチ、山間部が70センチです。
冬型の気圧配置が数日続くため、積雪が増える恐れがあります。大雪による交通への影響などに注意・警戒してください。また、水道や路面の凍結にも注意してください。