県内の雪は今夜ピーク 3連休も降る
気象予報士の数家が今後の雪について解説します。
寒気の強さからみると、ピークは今夜です。
ですから、あすの朝までは注意を続けてください。
まずは寒気の強さの予想です。
今夜9時に、県内の上空5500メートルに大雪の目安となるマイナス39度の寒気が流れ込み今回の寒波で最も低くなります。
あすの朝にはマイナス33度と寒気は弱まります。
雪は降りますが峠は越えます。
あすの夜もマイナス33度と変わりません。
あさって21日金曜日は、朝にはさらに寒気が緩んでマイナス30度となります。
しかし、その24時間後の22日土曜日、朝になると、寒気が強まりはじめマイナス36度となります。
週末の3連休は再び雪が強まるおそれがあります。
県内は、2月に入って2回目の寒波で、まとまった雪が降っています。
すでに多くの雪が積もっているうえに雪が増えているため、「表層雪崩」に注意が必要です。
表層雪崩とはいったん雪が積もったあと、雪面がとけたり凍ったりして、上に乗ったものが滑りやすく崩れやすい弱い雪の層、「弱層」ができます。
その後、新たに雪が降り積もります。
新しい積雪が弱層を境に滑り落ちるのが「表層雪崩」です。
表層雪崩は、滑り落ちる速度が時速100キロから200キロと言われ、想像以上のスピードで、雪が滑り落ちます。
全国各地で雪崩の被害が出ています。
雪面に亀裂やしわが発生していないかなど前兆に気をつけ、雪が降り止んでからも注意を続けてください。