大雪で膨らむ除雪費 約3倍となった自治体も 富山
今月、大雪が続いているため県内の各自治体では、除雪など雪対策の費用が大きく増加しています。昨シーズンに比べて2倍以上のところが8か所、滑川市と朝日町ではおよそ3倍にまで膨らんでいます。
KNBが県と各市町村を調べたところ、除雪など雪対策の費用が昨シーズンに比べて2倍以上になっている自治体が8か所にのぼっています。
滑川市では今シーズンの費用が昨シーズンのおよそ2.9倍です。
担当者は「市内の全路線で日中も含めて何度も除雪している。積み上げた雪を崩して運ぶ作業も多いうえに、作業の委託料も上がっている」としています。
県西部では高岡市が昨シーズンに比べておよそ2.3倍を見込んでいて、雪がとけないまま降り続く状態が対策費を押し上げていると分析しています。
また町や村では、およそ3倍になっているのが朝日町です。
担当者は「この先も、どのくらい降るかはっきりしないので、余裕をもって補正予算を組んだ」と話しています。
各自治体からは、雪が長く降り続くことや気温が低く雪がとけないため費用がかさむという声がありました。