立山町が富山県教委に雄山高校の募集定員増を要望
県立高校の再編をめぐり立山町は12日、県教育委員会対し雄山高校の募集定員を増やすよう要望しました。
立山町の舟橋町長は12日、県教育委員会の廣島伸一教育長に対し要望書を提出しました。
要望書では、雄山高校には富山市などからの通学が多く、新川学区の定員割れの解消にはつながらないとして、全体の募集定員を現在の120人から160人に増やすよう求めています。
また、雄山高校を新川学区から外すことや私立高校の経営に配慮し普通科以外の学科を設けることを求めました。
雄山高校は2023年度、普通科が1学級減らされたため、町は、今後の再編統合の対象となることを懸念しています。
町は、以前の教育長から新川学区にある普通科で定員割れが起きていることなどを理由に学級数削減の必要を説明されたとしています。
舟橋立山町長
「定数割れもしてないのに、なぜか減らされたわけですね。雄山高校の教室をひとつ。いっぽう、十数人も定数割れした学校は減らされなかったわけですね。この現状の中で議論をされてもですね、それは公平ではないと」
県教育委員会によりますと、廣島教育長は募集定員について「引き続き話し合いをしながら検討していく」などと述べたということです。