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果樹カメムシ防除を 富山県が今年初注意報 過去10年で最多レベル

2024年5月24日 17:46
果樹カメムシ防除を 富山県が今年初注意報 過去10年で最多レベル

ナシやモモなどの果実に被害を及ぼす果樹カメムシ類が、県内で多く確認されているとして、県は24日、今年初の注意報を出しました。

農家などに防除の徹底を呼びかけています。

県によりますと、県内各地の果樹園で「チャバネアオカメムシ」や「クサギカメムシ」といった「果樹カメムシ類」が、5月中旬ごろから多く確認されているということです。

これらの虫はナシやモモなど果実の汁を吸って被害をもたらします。

魚津市の果樹研究センターなどが県内12か所で調査したところ、果樹カメムシ類の発生が過去10年で最も多く、異例の大量発生となっています。

今後さらに大量に発生する恐れがあることから県は24日、今年初となる病害虫発生注意報を出しました。

特に山間部や山沿いの果樹園が被害を受けやすく、県は、夕方や早朝といった効果的なタイミングで適切に農薬を散布するなど、防除の徹底を呼びかけています。

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