小林製薬の「紅こうじ」使用の健康食品 富山県内企業も自主回収へ
小林製薬の「紅こうじ」原料を使ったサプリメントを摂取した人から健康被害が報告されている問題で、富山県内にも、この原料を使用して商品を製造した会社があることがわかりました。会社は自主回収を始めるとしています。
小林製薬は22日、紅こうじの成分を配合したサプリメントを摂取した人から腎臓の病気などが報告されたとして販売を中止し、商品を自主回収すると発表しました。入院者の数はこれまでに26人にのぼるということです。
小林製薬が自社で生産する紅こうじは、国内外の食品のメーカーなど52社に供給したということで、各社が商品の自主回収を相次いで発表しています。
富山県内では、富山市の富山薬品が製造した健康食品「レッダームDX」と「ルーレンゴールド」の2商品に使用されていることがわかりました。富山薬品は、商品の自主回収に向けて対応を始めたとしていて、回収することになる商品の数は、現時点で数千本になるということです。
県などによりますと、今のところ県内で紅こうじによるものとみられる健康被害の報告はないということです。