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コシヒカリ収穫 猛暑の影響防止に気を配り実り迎える

2024年9月7日 11:53
コシヒカリ収穫 猛暑の影響防止に気を配り実り迎える
残暑が続く中、富山県内ではコメの主力品種コシヒカリの刈り取りが始まっています。去年は猛暑の影響で県全体での品質が過去最低水準となったコシヒカリですが、生産農家は水の管理などに気を配り、実りの秋を迎えました。

青空のもと、黄金色の穂が垂れる田んぼをコンバインが進みます。射水市の布目沢営農は、去年よりも2日早く6日からコシヒカリの刈り取りを始めました。

県内では去年、猛暑の影響で、コシヒカリは粒が白く濁るなど品質が低下し、1等比率は過去最低水準の50パーセントにとどまりました。

今年も厳しい暑さが続きましたが、布目沢営農では、暑さ対策として田んぼの水の管理を徹底するなどして収穫を迎えました。

布目沢営農 小塚守代表理事「出来は平年並みかなという気がしています。おいしいコメを食べていただきたいと思うので、なるべく品質の良いものを届けていきたい」

6日も県内全ての観測地点で気温が30度を上回り、残暑が厳しい中での刈り取りでした。

コシヒカリについて県は、刈り取りが遅れると暑さの影響でコメ粒に亀裂が入る胴割米が発生するとして、早めの刈り取りを呼びかけています。
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