富山市の「JAなのはな」は、共済契約を交わした契約者やその家族など3700人余りの個人情報が漏えいした恐れがあると発表しました。退職した男性職員が持ち出した可能性があるということです。

漏えいした恐れがあるのは、ことし1月20日以前に共済契約を交わした3741人分の氏名や住所、口座番号などです。

「JAなのはな」によりますと、ことし3月ごろから共済契約の解約が増加したことから端末の利用履歴を調べたところ、ことし1月末に退職した男性職員が退職前に契約者の情報を印刷していたことが判明しました。

元職員は「転職先の保険会社の営業に使うため印刷した」と話し、用紙は廃棄したと話しているということです。

「JAなのはな」は、元職員が情報を持ち出した可能性があるとして今後の対応を県や警察に相談しているということです。

「JAなのはな」は、ホームページにお詫び文書を掲載していて情報漏えいの対象者について個別に通知するとしています。