畑荒らす厄介者 ジビエ料理の試食会 富山市
農作物を荒らさないよう駆除した野生動物の肉を地域の資源として生かそうと、県がきょう富山市でジビエ料理の試食会を開きました。
イノシシのパテや…
クマの肉を使ったパスタ。
試食会で披露されたのは、県内で駆除された野生動物の肉を使ったジビエ料理です。
鹿肉を食べる長谷川記者「すごい柔らかくて肉のうまみをしっかり感じることができるんですが臭みは全くないですね」
昨年度県内では、有害鳥獣として5600頭のイノシシが駆除されましたが、このうち食用に利用されたのは2割以下に留まっていて、駆除したあとの処分方法が課題となっています。県は、駆除した動物の肉を地域資源として利用しようと3年前から処理加工業者や飲食店と連携し、「とやまジビエ」としてブランド化に取り組んでいます。
県農林水産部農村振興課 國分義幸課長「実際に食べてもらうことが重要かと思います できるだけジビエというものが身近に感じられるような、そんな取り組みができていければと思います」
県は今後、イベントの開催や学校給食への提供などを検討するとしています。