12日夕方、富山市の富山地方鉄道富山港線で、線路の敷地内に入り込んだ自動車が電柱に衝突し、線路をふさぎました。

事故の影響で電車は一時運転を見合わせました。

神林賢範記者
「事故を起こした車は、手前のほうに直進し、ポールを倒して線路のほうに進んでいったとみられます」

富山地鉄によりますと、12日午後4時40分ごろ、富山港線の東岩瀬駅と競輪場前駅の間で、線路の敷地内に自動車が入り込んで電車の架線用の電柱に衝突しているのを、現場を通りかかった岩瀬浜行きの電車の運転士が見つけて、電車を停止させました。

自動車は道路から線路内に入り込んだとみられ、衝突で前の部分が大きく壊れましたが、運転していたとみられる19歳の男性は命に別状はないということです。

また電車の乗客・乗員にけがはありませんでした。

自動車が線路をふさいだため富山港線は、城川原と岩瀬浜の間で一時運転を見合わせ、12日午後5時20分ごろに運転を再開しました。

警察などが事故の原因を調べています。