富山県全域に大雪警報 竜巻注意情報も発表 22日
気象台は、21日夜から22日未明にかけての降雪で、県内2カ所に「顕著な大雪に関する気象情報」を発表しました。また、県内全域に22日午前11時30分ごろ、竜巻注意情報が出ています。
県内では21日夜から雪の降り方が強まり、気象台は21日夜から22日未明にかけ、南砺市と入善町で3時間に20センチ以上の降雪を観測したとして、富山県に「顕著な大雪に関する気象情報」を発表しました。
このうち、入善町では朝から住民が除雪作業に追われていました。
雪かきをしていた男性
「こんなに降ったのは何年ぶりかと思います。除雪も慣れていないのでちょっとびっくりしました」
22日午前11時の積雪は、氷見市で38センチ、砺波市と朝日町で32センチ、などとなっています。
雪による交通への影響です。あいの風とやま鉄道は、22日朝、一部の列車に最大で30分の遅れが出たほか、泊駅から新潟方面で運休が出ています。
北陸新幹線や県内のJR各線は平常通り運行しています。
富山空港の空の便は、雪の状況によって富山行きの便が引き返すなどの可能性があります。
警察によりますと、県内では車のスリップ事故が21日午後4時から22日午前8時半までに40件発生し、1人がけがをしました。
高速道路は、県内で通行止めとなっている区間はありません。
22日午前11時30分ごろ、県内全域に竜巻注意情報が出されました。
23日午前6時まで24時間の予想降雪量は、多い所で平野部が40センチ、山間部が60センチです。