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能登半島地震発生から1週間 雪と寒さの中 富山県の被災地の住民は

2024年1月8日 19:52
能登半島地震発生から1週間 雪と寒さの中 富山県の被災地の住民は

能登半島地震の発生から1週間の8日、富山県内の被災地は雪が降り、寒さが厳しい一日となりました。大きな被害が出ている氷見市では、雪が積もる中、住民が協力して壊れた家の片づけに取り組んでいました。

地震で壊れた建物に積もった雪。氷見市では、8日朝の積雪が5センチ、最低気温は-1度と冷え込みました。氷見市の海沿いにあり、多くの建物に被害が出た間島では、8日朝、消防団員や地元の人たちが協力しあって、壊れた家財道具などを運び出していました。

片付けている人
「寒いわね。どこまで手を付けていいかわからん」

県によりますと、被害を受けた家屋の確認がさらに進み、8日午後1時の時点で全壊が氷見市の16件、半壊や一部損壊などを含めると県内全体で805件で、7日から100件余り増えました。水道は、氷見市では午前11時の時点で依然として4250戸が断水しています。

また氷見市では、被災者から災害ボランティアの派遣要請が7日までに38件寄せられています。市は、応募したボランティアによる支援活動を、9日から始める予定です。

一方、雪景色となった避難所では。

氷見市民病院 小畑貴司医師
「エコノミークラス症候群を聞いたことがありますか。避難所にいるとなる可能性がある。ふくらはぎの筋肉を動かすのでいいから。こんな感じです」

氷見市小久米の小学校跡地に設けられた避難所です。医師が避難者に、エコノミークラス症候群を防ぐ方法を説明していました。

水分をあまり取らず足を動かさないでいると、血の固まりである血栓ができる恐れがあります。この避難所では、8日も断水が続いていました。

避難している女性
「とにかく早く水が出てほしい。今も揺れるから家に帰るのがこわい」

避難所に避難している人は、8日午後1時の時点で氷見市が67人、県内全体では122人です。

9日も厳しい寒さとなる見込みで、避難所では、低体温症などにも注意しながらの生活が続きます。

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