「受け子」とみられる人物 富山駅北の防犯カメラに姿が
富山県内では特殊詐欺による被害が相次いでいます。先週には人通りの多い富山駅周辺でも発生したことがわかりました。防犯カメラは、現金を受け取る「受け子」とみられる人物をとらえていました。
5月20日午後3時半ごろ、富山駅北にある北日本放送の防犯カメラに映っていたのは、電話で話しながら歩く男。捜査関係者によりますと、特殊詐欺事件の受け子とみられています。
吉田颯人記者「特殊詐欺事件の現金の受け渡しは白昼堂々、普段人通りの多い富山駅北のエリアで行われたとみられています」
男はこの時、左手に何も持っていませんでしたが、およそ3分後、別のカメラで姿をとらえた時には、バッグのようなものを持っていました。
捜査関係者によりますと男は、このわずか3分ほどで、現金数百万円が入ったバッグを受け取ったとみられています。
被害者は高齢の女性だということです。
男はこの後、富山駅の方向へ堂々と歩いていきました。
警察は女性から被害届を受け取っていて、特殊詐欺事件として男の行方を追っています。