小さな子どもと車に乗るとき パワーウインドーに注意 富山の専門家に聞く
東京で21日、2歳の女の子が母親が運転する車のパワーウインドーに首を挟まれて死亡しました。
小さな子どもと車に乗る時に気を付けるポイントを取材しました。
21日東京の住宅街。
警視庁によりますと「子どもが車の窓に首を挟まれ抜けない」と母親からの通報がありました。
首を挟まれたのは、2歳の女の子。事故当時、
親子は車に2人で乗っていて、母親は運転席に、女の子は運転席の後ろの座席に乗っていたといいます。
女の子は意識不明の状態で病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
親子が乗っていた車の窓は、パワーウインドーとみられ、スイッチで開け閉めが出来る一般的なものです。
こちらはJAF=日本自動車連盟が公開している実験映像です。ごぼうと大根がそれぞれ簡単に切れるほどの力があることが分かります。
JAF富山支部 林宏二さん
「まずはスイッチをお子さんに触らせないということが第一。それと運転席側に各ウインドーをロックするスイッチがあるので、そのスイッチをONにしていただければ、勝手にさわることが出来なくなりますのでそれが一番安全かなと思います」
窓が動かないようロックするスイッチは基本的に運転席側に備えられていて、これを押すと、他の座席の窓は開け閉めすることができなくなります。
また、運転席から後部座席などの窓の開け閉めをするときは車を停めた状態で子どもに声かけをしてから行うのがよいといいます。
JAF富山支部 林宏二さん
「窓を閉めるよとか、ロックするよということを言ってお子さんの状況を確認して、そのうえでスイッチを操作していただく。まだ言葉がわからないお子さんでも、親が声をかけることによって安心すると思いますし、そのことで親自身が習慣づけることもできる。ぜひ声掛けを小さいことから続けてもらえば、事故を防げる1つの理由になるのでは」
家族の中でも複数の人が子どもを乗せて運転をする場合はロックスイッチの場所や声かけの徹底を家族内で共有してください。