認知症高齢者をコンビニも見守り 店員向けサポーター養成講座
認知症の高齢者を地域のコンビニエンスストアでも見守っていこうと、きょう、店員向けに認知症サポーターの養成講座が富山市で開かれました。
この講座は、日本フランチャイズチェーン協会が県内で初めて開いたもので、きょうは県内コンビニ4社の店員らおよそ50人が参加しました。
認知症サポーターとして、県の担当者からは、・まず見守る・優しい口調で・背後から声をかけないといった接し方のポイントが紹介されました。
認知症の高齢者は増加傾向にあり、県内では高齢者のおよそ15パーセントに認知症の症状があるといわれています。
協会によりますと、去年、徘徊などを理由に高齢者を保護したコンビニの店舗数は、県内の16.2パーセントで、年々増加傾向にあるということです。
政府は、来月に認知症基本法が施行されるのに合わせ、認知症を発症しても地域で安心して暮らせるようにと、おととい、施策の基本計画を閣議決定しています。
協会は、コンビニエンスストアが地域に身近な安全安心の拠点となるよう、今後も認知症サポーターを養成していきたいとしています。