記録的な暑さの中 高齢者の熱中症防ぐ地域の見守り活動 魚津市
記録的な暑さが続く今年の夏。熱中症から地域の高齢者を守ろうと活動を続ける民生委員を取材しました。長谷川記者のリポートです。
危険な暑さが続く今年の夏。富山市では2024年7月の猛暑日が11日間に上り、観測史上最多となりました。高温が続き、高まるのが熱中症の危険性です。この日、魚津市では。
「こんにちは~ どう?お変わりないですか?」
民生委員が健康に不安を抱える一人暮らしの高齢者の自宅を訪ねていました。高齢者の体調に変化がないか確認をするとともに、夏場にはチラシを配って熱中症の対策を呼びかけています。
「ありがたいなと思ってます。温度計ちょくちょく見て、何度くらいかなと思って29度過ぎたらエアコンつけるようにしとるんやちゃ」
この地区の民生委員は合わせて7人。地区の福祉推進員と連携し、約60世帯の見守りを月2回、欠かさず行っています。
「おはようございます。涼しいとこにおられる?エアコンつけたりとかしとる?」
こちらの家では民生委員の呼びかけもあり、エアコンをつけて部屋の温度を調整していました。熱中症対策は他にも…
「これ(水筒)を冷たいようにしてベッドのそばに。ぐっすり寝れんから。」
2024年、県内で今月11日までに熱中症の疑いで病院に搬送された人は388人。このうちの7割弱を占めるのが65歳以上の高齢者です。高齢者は自分の体調の変化に気づきにくいとされ、特に注意が必要です。
民生委員 野崎真由美さん
「ちゃんと温度管理ができてるのかなとか、そこらへんのとこは見ていきたいなと思ってます。日中は暑ければ涼しいところに出かけるとか、やっぱり気をつけていただきたい。こまめに水分補給をしてほしいと呼びかけています」