ホストクラブでの売掛金を払えなくなった女性客を、性風俗店に紹介したとして警察は富山市の会社役員の男ら2人を逮捕しました。

県警察本部によりますと、富山市綾田町の会社役員山内瞬容疑者（30）と富山市柳町のパート従業員で元ホストの柴田駿容疑者（29）は2023年7月、山内容疑者が経営する富山市総曲輪のホストクラブで、売掛金を支払えなくなった20代の女性客を県内の無店舗型性風俗店に紹介した職業安定法違反の疑いが持たれています。

2024年に入って女性が警察に「性風俗店で働かされている」と相談したことで事件が発覚しました。

売り掛けは、店の飲食代をホストが一時的に立て替えて客に後払いさせるもので、女性が負った売掛金は総額数十万円にのぼるとみられます。

2人はいずれも容疑を認めていて、警察がほかに被害者がいないかなど調べを進めています。