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屋根雪落下など注意を 除雪中や屋根雪下ろし中の事故相次ぐ

2025年2月10日 20:29
屋根雪落下など注意を 除雪中や屋根雪下ろし中の事故相次ぐ
寒波のピークは過ぎましたが、富山県内ではきょうも断続的に雪や雨が降りました。

除雪中や屋根の雪下ろし中など雪による事故が相次いでいて、KNBのまとめでは、県内ではこの1週間で1人が死亡し、22人がけがをしました。引き続き、注意が必要です。

きょう午後5時時点の積雪は、富山市で49センチ、高岡市伏木が43センチ、朝日町が65センチなどとなっています。

県内ではけさ、除雪を進める人の姿が多く見られました。雪のピークは過ぎましたが、大きな負担となり、悩みの種となっているのが屋根雪です。

住民「屋根にあるでしょ、これがどかーんって(落ちる)。少しずつ下ろしていたけど、車が通ってなくて良かった」

吉田記者「落雪があった場所からおよそ300メートル離れた場所です。こちらの建物でも、屋根からまとまった雪が落ちてきたとみられます。 道路の片側を完全にふさいでしまっています」

地域には空き家もありますが、除雪をする人がいません。きょうは地域の人たちが、道路に流れ込んだ屋根雪を除雪していました。

雪かきする人 Q何時から除雪を「10時半から2時間くらいかな。負担といえば負担だけど仕方ない。誰もおられん(空き家)だから仕方ない」

県や警察によりますと、今月4日からの大雪で、小矢部市で除雪中に用水路に転落した女性が死亡したほか、除雪中の転倒や屋根の雪下ろし中の転落などでけがをした人は、これまでに22人にのぼっています。

また、雪の影響で路面の悪い状態が続いています。県警察本部のまとめでは、きょう午後4時までの24時間に、県内で15件のスリップ事故が発生し、1人が軽いけがをしました。

また先週からの大雪により、県内の観光地ではキャンセルなどの影響が出ています。

氷見市の温泉宿「うみあかり」では、今月5日からあすまでの予約のうち、宿泊と日帰り合わせて167人分のキャンセルがあったということです。

観光施設「ひみ番屋街」でも、きのうまでの3日間に来場予約のキャンセルが47人分あったということです。

担当者は、雪の影響で来客が例年の4割ほど減少したと話していました。

このあと、あす11日の明け方ごろまで雪の降りやすい状態は続く見通しです。

あす午前6時までの12時間に降るとみられる雪の量は、多いところで平野部で10センチ、山間部で15センチです。
最終更新日:2025年2月10日 20:29
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