富山市役所で販売 特別な「食べ比べセット」10分で完売
寿司を通して観光客の誘致拡大を目指す富山市が26日、市役所内で富山を代表する郷土料理の食べ比べセットを特別販売しました。瞬く間に完売したその商品とは。
富山市役所正面玄関にできた長蛇の列。そのお目当ては…
助田紫乃亜記者
「富山の郷土料理といえばます寿し。あのお店の味もこのお店の味も楽しめる、夢のようなセットの販売がきょう行われています。」
26日、一日限定で販売されたのは、ます寿しの食べ比べセットです。この取り組みは「すしのまちとやま」をキャッチフレーズに、観光客の誘致拡大を目指す富山市が、富山ます寿し協同組合の協力を得て初めて行いました。組合加盟の全12店舗が出品し、各店舗のます寿しをそれぞれ8分の1に切り、4店舗分を1セットにして販売しました。
富山ます寿し協同組合大郷磨理事長
「まさか、これほどまで並ばれると思っていなかったので、こちら側もびっくりしております。お店それぞれに使っている材料や作り方、味付け、それぞれ違いますので、ぜひこの機会にお召し上がりになっていただければと思います」
合わせて240セットが用意されていましたが、事前にSNSなどで話題になっていたこともあり、午前11時半の販売開始からたった10分ほどで完売しました。
先頭に並んだ人
「きょうは9時から並びました。いっきに12種類のます寿し屋さんを食べる機会ないので、おいしくいただきたいと思います」
買った人
「買えないかなと思って来たんですけど、なんとか買えてよかったです」
市は、今回買えなかった人も多くいたことから2回目の開催を検討するとしています。